2008/06/30

芸術新潮2008年7月号「ゴヤの『戦争と平和』」

ゴヤの特集です。とくに、スペイン独立戦争(ナポレオンによるフランス支配からの独立戦争)期のお話が中心。おりしも、プラド美術館では「戦争の時代のゴヤ展」が開催中です。日本では馴染みの薄いスペイン独立戦争は、彼の地では特別な重みをもっているようです。



それにしても、この画家、芸風が多彩です。カルトン(タペストリーの下絵)、肖像画、裸体画、聖堂画、戦争画、版画、奇想画などなど。個人的には晩年の「黒い絵」の連作が印象的です。10年前プラドに行ったときは黒い絵を収めた部屋でしばし佇んでしまいました。重さに打たれて。

画家はその後フランスのボルドーで82年の生涯を終えます。そこで描いた女性像には印象派を先取りしたような穏やかな明るさがあって、画家の最晩年の境地にほっとします。

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