2008/10/31

神保町 兵六

T夫妻に案内されたのは神保町の兵六。



すばらしいたたずまいの酒場です。待ち合わせの前に通りかかったときから気になっていました。異国の人の間に座っていた常連さんの女性詩人から詩集を頂戴しました。

2008/10/26

髪の生えた石像

ある工作所の店頭に設置されている物件です。


花が供えられています。崇敬されていることがうかがえます。


とくに立派な髪を生やしている石像のアップ。いかついご面相にロン毛がよく合っています。小学校の音楽室に飾られていたベートーベンの肖像に似ているような。

2008/10/23

網膜IIIc

網膜Iの後継RetinaIIIcの作例です。後継といっても1950年代のお話。










*Retina IIIc (Xenon f2.0/50mm) + Kodak BW400CN

久しぶりの撮影。先行機種と大差ない心眼ファインダーに、こころもとない距離計でも、レンズはきわめて優秀です。

作例のほとんどは絞り開放。Vitessaに比べるとこころなしか焦点距離が短く、被写界深度が深いようです。

2008/10/19

諸橋弥次郎農園

丹波の黒豆を収穫して食べるイベントに参加しました。会場は亀田の諸橋弥次郎農園


これが丹波の黒豆。

根元の方にびっしり豆がついていて、一つ一つが大粒です。「丹波の黒豆は土地の栄養を吸い尽くしてしまう」とか。栄養を運ぶぶっとい茎を根元からつかんで引っこ抜き、豆をちぎりとります。


収穫の後は食事。

素材のほとんどはこの農園でとれたものです。もちろん、黒豆も。フレームの左外には栗おこわ、右側には大根汁がありました。

この農園では米、イチゴ、十全茄子、枝豆(茶豆)、さつまいも、丹波の黒豆、大根などなどを作り、餅、おはぎ、ジャム、茄子漬けといった加工品を製造し、料理も提供。ご当主曰く、「一次産業、二次産業、三次産業、あわせて六次産業です」。そういえば、ご当主、農園で働く人を「スタッフ」と呼んでいました。若い人もいます。

農業は経営するものだ、ということが実感できました。

2008/10/18

自転車用シューズ購入

自転車用シューズを購入。SIDI Genius 6.6 Carbon Mega。



わたくしの足はいわゆるバンビロ甲高。靴はふつう26.5センチを履いていますが、幅広サイズなら26センチや25.5センチでもOK。SIDI社のGeniusシリーズには、MEGAという幅広バージョンがあって、ユーロサイズ42(26センチ)がぴったりです。

SIDI社製品はタマ数が少なく、近所のショップで1年前にオーダーしたものがやっと到着。しかも、オーダーした「カーボンコンポジットソール」でなく「フルカーボンソール」。高い買い物になりました。

なお、バンビロなのは足だけではありません。顔、というか、頭も幅広です。自転車用ヘルメットは、海外製品だとLLサイズでやっと頭が入ります。それでも、左右の側頭部に痛みを覚える始末。現在使用しているのは、国産OGK社のMOSTROシリーズです。

2008/10/14

速さ

フォクトレンダーのヴィテッサというカメラを携えて近所を徘徊しました。vitesseはフランス語で「速さ」。Vitessaも似たような意味でしょう。ドイツのカメラだけど。






*Voigtländer VITESSA(ULTRON f2.0/50mm) + KODAK BW400CN

網膜(レチナI)と同じような心眼ファインダー。ぼやっとした枠の中に浮かぶ頼りない対象に念を込めてシャッターを押すと、思ったものが写らずに、思いもかけないものが写ります。しかも、レンズそのものは優秀なので、ときには驚くほど。電気と計数技術で記録するカメラでは得られない楽しみです。

「速さ」とは、独特の巻き上げ操作機構に因んで命名されたのでしょうか。その姿はこちらこちらで。といっても、網膜くんのように、巻き上げとシャッターチャージを別々に操作するカメラと比較した場合の速さです。念のため。

2008/10/13

やすらぎ堤と新津美術館

雲一つない快晴。遠出せず、家人と信濃川のやすらぎ堤に出かけて、お弁当をいただきました。



歩く人、走る人、自転車に乗る人、座る人、寝ころぶ人。外にいるのが気持ちよい季節です。

午後は、新津美術館で「バウハウス・デッサウ展」。



ヴァルター・グロピウス、ハンネス・マイヤー、ミース・ファン・デル・ローエの三代にわたるバウハウスの活動を通覧しました。現代にも連綿と継承されるモダン・デザインの源流をしかと確認。

パウル・クレーやワシリー・カンディンスキーが講師を務めた講義における生徒たちの習作も展示されています。師匠の作風が反映されているのが面白いところ。もちろん、師匠の作品は、小品でも段違いの迫力です。

新津美術館の館内は西日の織りなす影が見事でした。



2008/10/12

中之口川を遡上

新潟マラソンが開催され、いつもの海沿いコースを走れません。三条まで中之口川を遡りました。



気持ちのよい天気。少し肌寒くても、気合いを入れて走れば大丈夫。


これは堤の脇にある古典的なたたずまいの酒屋です。これでも現役。中之口川の堤沿いには何軒か酒屋があって、みな店先が河の側にあります。川舟で荷物を運んでいた頃のなごりでしょうか。

2008/10/11

中国茶店

近所の中国茶店。緑茶、烏龍茶、茉莉花茶(ジャスミン茶)、普洱茶(プーアル茶)などなど数十種類の茶葉が用意されています。淹れ方は、茶壺と茶海を使う功夫茶。



ちなみに、「功夫」は武道の「カンフー」と同じ言葉です。


これは帰路。夕陽がきれいな時期です。カメラマンの長い影も写り込んでいます。

「クラウド化する世界」("THE BIG SWITCH")

クラウド化する世界

"THE BIG SWITCH"(Nicholas Carr)の日本語版です。

コンピュータが歴史的な転換("THE BIG SWITCH")を迎えつつあることを活写するレポートです。ユーザの立場でもベンダーの立場でも必読。

2008/10/10

越後湯沢

越後湯沢に出張。


柿の後ろでは、おばさんが洗濯物を干していました。


裏通りの店舗の前。

2008/10/06

5月の映像

5月の連休に撮影したフィルムを発掘。






*Asahi Pentax SP + Super-Takumar f1.8/50mm

季節の変わり目は眠りが浅くて変な夢を見ます。災害、怪獣、核爆発。

2008/10/03

アート特集の二誌

2つの雑誌がアート特集。どちらも展覧会に合わせての企画です。

Brutusは「琳派って誰?」。俵屋宗達、本阿弥光悦、尾形光琳、尾形乾山、酒井抱一、鈴木其一と続く豪華絢爛の系譜を紹介しています。家門をなしたわけではないのに、精神が継承されているところが面白い。

Penは「ピカソをめぐる旅へ」。ピカソの作品が展示されている美術館を求めて、スペイン、フランス、ドイツ、アメリカ、ロシアを巡ります。

面白いといえば、Brutusの琳派特集。記事といい、グラフィックセンスといい、切り込みが鋭い。橋本治先生が芸妓はんと座している見開きの写真など、絵画作品以上のインパクトがあります。

2008/10/01

網膜

Kodak Retina(I)という古いカメラで土曜日の夕暮れ時に撮影しました。Retinaとは網膜のこと。視覚にちなんだ面白い商品名です。






*Kodak Retina I (Made in U.S.A. Ektar f3.5/50mm) + Kodak BW400CN

絞り、シャッタースピード、フォーカス、巻き上げはもちろん、シャッターチャージまですべて手で操作します。ピントはもちろん目測。ピントを合わせたいものまでの距離をざっと捉えて、フォーカスリングの目盛りを合わせます。近いものはしばしばアウト・オヴ・フォーカス。

ファインダーがまた難物です。輪郭はぼやけているし、ちょっと目の角度をずらすと視野の一部がけられて思わぬところまで写り込む始末。ほとんど心眼ファインダー。

それでも、ときたまヒットを打つことがあります。面倒な機械を使う面白さです。

Garmin Edge800を新調

5年間の酷使で満身創痍のGarmin Edge305。ついに、Edge800の導入に至りました。 楽しい選択で迷ったのは他社のサイコンではなく、iPhone。Bluetooth接続の スピード/ケイデンス・センサー や、 心拍センサー を導入して、 Cyclemeter な...