2011/02/27

古レンズ開放戦線(10) Canon f1.5/50mm

昨日、銀座松屋の中古カメラ市で購入しました。キャノンのスクリューマウント大口径50mmレンズとしてはf0.95やf1.2に比べて影が薄く、その分、価格もお手頃です。前玉(ガラス)にキズがあっても気にしません。さっそく開放してみましょう。


これはすごい。ボケボケ(開放f1.5で被写界深度が浅いこともあり)、コントラストは薄々、そして盛大なフレア。まるで夢の世界です。


これも同様。


暗がりでは、いい感じです。


これも同様

というわけで、このレンズ、お日様の当たるところは苦手で、暗がりが得意です。苦手な明るい場面も夢の世界と思えば楽しめます。ただし、この夢は白日夢。昼寝で深い眠りに陥り、金縛りに会うような感じでしょうか。

2011/02/26

ヒアーアフター



「死んだ人と話したい。」

クリント・イーストウッドの新作「ヒアアフター」は、死後の世界や死者との対話に向き合うことを余儀なくされた人々を巡る映画です。いつヒアアフター(あの世)に旅立ってもおかしくない八十歳のイーストウッド。そんな人が作る死の映画は、じつに味わい深い作品に仕上がっていました。

マット・デイモンが演じるのは死者の声を聞く霊能力者。本人は鬱陶しく思っているこの能力に、「死んだ人と話したい」という人たちがつぎつぎに寄ってきます。そんな想いを持つ人は多いのでしょうか。

「死んだ息子と話したい」。そう言う人にじっさいに出会ったことがあります。還暦間近のこの人は、医学生だった息子さんを亡くしていました。僧籍を取得したり、モンロー研究所という「超心理学」を奉じる団体のプラクティスに参加したり。事情を知らずに聞いたらかなり怪しい話です。

わたしが新潟で勤務することになったとき、記念に小さな観音像をいただきました。それは、いまも息子の位牌のかたわらに置いてあります。

先日、思い立って久しぶりにこの人と連絡をとってみました。息子さんの残した医学書を読み、マッサージ師の勉強をしているとのこと。これがこの人なりの供養なのでしょう。供養は死んだ人のためだけはなく、残された人のためでもあるので。

というわけで、今日、2月26日はわたしの息子の命日なのでした。

2011/02/14

Feb 13, 鵠沼海岸

日曜日は三連休で唯一の晴天。海岸では人々が思い思いに時間を過ごしていました。









カメラはVoigtländerのVitessa(初期型)。搭載レンズはUltron(f2.0/50mm)。開放戦線シリーズと違って、絞り開放どころかF16に絞りっきり。逆光でコントラストが下がるのは古いレンズに共通の性質で、持ち味というほどではありません。

Vitessaを構えていたら、ワンコとフリスビーで遊んでいた人が話しかけてきました。彼もカメラバッグから銀鏡胴のSummicron(50mm)付きLeica M6を取り出してひとしきりカメラ談義。なんでも、ライフセーバーを務めていて、冬でもウェットスーツなしで海に入るのだとか。世の中にはいろんな人がいるものです。