2009/07/13
2009/07/11
シルキーバーディFサス
Peugeot Pacific-18(BD-1)のサスペンション・スプリングシステムを交換しました。二度目の交換です。
交換前は、Sky Shock Springというぶっといスプリングを装着していました。ガチガチに固いし、ハンドルへの荷重を減らすと振動することがありました。また、段差で衝撃が加わるとガチガチと金属の衝突音が発生。
[シルキーバーディFサス]
今回のブツは、加茂屋のシルキーバーディーFサス。ノーマルのほかに、ハードスプリングも調達しました。
製品の狙いは、横方向のガタの低減です。スプリングはシャフト入りが2本。1本に比べて横方向の剛性が向上します。しかも、ボディへもローレットネジでがっちりと固定。ここはサスペンションを折りたたむために脱着可能とする必要があります。オリジナルは、フック一つでひっかけるだけ。横剛性など配慮はゼロでした。
[オリジナル状態]
問題は前ブレーキと干渉してしまうこと。もともと、タイヤホイールを18インチから20インチにアップしていたので、Vブレーキのワイヤがスプリングに接触していました。以前は、ブレーキワイヤをチューブで逃がしていましたが、今回はブレーキワイヤのガイドがスプリングに引っかかって戻らなくなるほどの深い干渉。
一計を案じて、手持ちパーツのショートアームVブレーキを取り付けてみました。
[ショートアームVブレーキ]
アームが短くなった分、テコ比が小さくなり、ブレーキの効きが悪くなるはずです。取り付けてみるとブレーキシューの位置は、ボルト穴の一番下になりました。ブレーキの構造の中で最大のテコ比が確保されたわけです。
走行してみると、横剛性向上の効果はてきめん。不用意な振動や、段差を越えたときの金属衝突音がなくなりました。ノーマルスプリングはちょい乗りで快適。ハードスプリングに交換すると、速度を上げたときの安定感が増します。スプリングを貫通するシャフトは、ガイド穴との摩擦でダンピング効果もあるようです。ブレーキも案ずるよりは効きました。以前、モールトンAPB-8で使っていたカンチブレーキより良好。
さて、どこに走りにいきましょうか。
2009/07/07
「世界奇食大全」(杉岡幸徳著、文春新書)
「しかし、押し寄せる奇食の波を乗り越えてみて、わかったことがある。それは、食べ物とはこの世界そのものであり、人間そのものだということだ。」(p.10)世界のどこへ行っても、人間の喜怒哀楽の感情は共通だといいます。けれども、喜怒哀楽を表現する方法はまったく異なります。人間は何らかの型を使わなければ、行動することができません。行動を規制する型こそが、文化というものです。そして、この文化という型は、行動のみならず、行動に至らしめる思考や、行動の入力たる感覚さえも規制するのです。
食べるという人間の基本行動も、味覚という感覚も、もちろん文化に深く根ざしています。そして、食の禁忌=奇食にこそ、食にまつわる文化が先鋭的に現れるわけです。本書が面白いゆえんです。
ちなみに、わたくしの母親の実家は長野県の上伊那地方。本書で「奇食好きにとっては夢のような場所」と紹介されるところです。おたぐり(馬の腸の煮込み)、ザザムシ、イナゴ、ハチの子、まんじゅうの天ぷら、などなど。信州は山国。動物性タンパクが少ないので虫まで食べたと聞いたことがあります。
奇食の中には、肝試しや、美食の果ての悪食といったものもありますが、中には本当においしいものもあります。ハチの子の佃煮はその代表例。機会があれば、ぜひお試しあれ。独特の風味は絶品で、日本酒の肴に好適です。慣れないとビジュアルは強烈かも。
2009/07/06
正方形
県立図書館裏で二週間前に撮影。まだ日陰が涼しかった。

正方形は人工的なフォーマットです。長方形では気にならないフレームを意識させられます。
Rolleiflex 3.5E(Plannar f3.5/75mm) + RVP
投稿者
mat9215
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2009/06/28
「肉弾鬼中隊」(ジョン・フォード監督、1934年)
- 原題 "The Lost Patrol"
- 出演はヴィクター・マクレグレン、ボリス・カーロフ、ウォーレス・フォード。マクラグレンは1930年代まで主役級で、その後、ジョン・フォード作品の脇役で活躍。ボリス・カーロフはフランケンシュタインの怪物で有名。
- 第一次大戦中のアラブ戦線。英国の中隊が砂漠で迷い、無人のオアシスで廃墟に立てこもる。指揮官は死に、軍曹が指揮をとる
- アラブ人に撃たれ、徐々に死んでいく兵士たち。最後に軍曹だけが生き残る。
- アラブ人はラストの撃ち合いまで姿を見せない。不可視の敵。ただ英国の兵士たちが撃たれて死んでいく。"Swine!"と罵倒する軍曹。オリエンタリズム。
- さらさらとした砂がゆるやかな砂丘をなす砂漠の描写。唐突に英国の飛行機が飛来して着陸し、パイロットがにこやかに降りてくると撃たれる。
- 精神を病んでいくボリス・カーロフのまなざしが鬼気迫る。いったん拘束されるが、縛めを解いて逃げる。襤褸をまとい十字架を杖にして砂丘を上っていき、アラブ人に撃たれる。
- ラスト、撃ち合いが終わってから、別の中隊が到着する。茫然としたままの軍曹。
2009/06/27
「幌馬車」(ジョン・フォード監督、1950年)
- 原題"Wagon Master"
- 小品ながら見所あり。幌馬車の隊列はじつに絵になる。登場人物が多いからさまざまなドラマが盛り込まれている。
- 1950年代末には"Wagon Trail"という幌馬車隊のテレビシリーズがあったようだ。主演は、本作でも隊列を率いているウォード・ボンド。
- 幌馬車の隊列は、モニュメントバレーの砂漠を横切り、河を渡り、そして山を越える。山越えのシーンは手に汗を握る。全編を通じて、幌馬車が壊れるのはこの山越えのときの一台だけ。そして、幌馬車隊のメンバーで命を落とす者はない。
- 幌馬車隊はモルモン教徒なので基本的に戦闘シーンなし。ナヴァホ族との戦いはあっけなく回避され、夜のパーティに。
- 悪役たちと戦うのは、余所者の若者二人。ベン・ジョンソンとハリ・ケリー・ジュニア。
- ベン・ジョンソンは「駅馬車」の頃のジョン・ウェインの若さと慎みがある。ジョン・フォードのお気に入りのパターンなのだろう。



