正月休みの初日、那須塩原市にある家人の実家に移動しました。磐越自動車道・東北自動車道とも、雪は多少降っていたもののおおむねスムーズ。3時間弱で那須塩原市に到着しました。
出発前に一騒動ありました。
出発の準備中、クローゼット内のカメラ保管棚で異変を発見しました。中のカメラがことごとくカビだらけになっているのです。
呆然としつつも、1台ずつカビをぬぐいながら状況を確認しました。とくに、保管棚の下の二段は、結露が進んで底に水が貯まっている状態。そこにあったカメラは内部もはげしく結露している様子です。しかも、そんなところに重要なカメラを入れてありました。
水没したカメラは乾燥させても内部がサビてしまうといいます。近所の中古カメラ屋に持参し、オーバーホールを依頼しました。持ち込んだのは、中判ボディ1台、中判レンズ2個(レンズシャッター)、中判カメラ2台、35ミリカメラボディ2台です。まずは、救えるかどうかを含めて見積もりを依頼しました。全部オーバーホールしたら、相当の出費も覚悟しなくてはなりません。
当家はマンションの角部屋にありクローゼットは外壁に接しています。壁と床の隙間から冷たく湿った風が吹き込み、床面にあったカメラ保管棚に当たって結露した様子です。カメラ棚以外ではほとんど結露がありません。
11月中頃まで撮影していて、そのころはまったく問題がありませんでした。その後、1ヶ月間の油断が命取りに。
しっかし、カビはすごかったですよ。カメラ本体の貼り革と獣皮製のケースにもっさりと繁殖。あまりのできごとに、デジカメで撮っておくゆとりがありませんでした。もちろん、気持ち悪くて、お見せできるような代物ではありませんが。