2009/05/31

「静かなる男」(ジョン・フォード監督、1952年)



緑豊かなアイルランドの田園風景。気の優しい大男。赤毛の気の強い女。緑の草原の上を、男が赤毛の女を引きずるように連れて行く。その後ろには村の人々が続く。

この情景をたしかに覚えていました。最初に観たのは37年前です。

小学校高学年のとき、土曜・日曜の夜は父親と映画番組を観ていました。日曜日は淀川長治の解説で始まる「日曜洋画劇場」。ここで「黄色いリボン」、「静かなる男」、「長い灰色の線」を観て、最初に覚えた映画監督の名前がジョン・フォードでした。

ジョン・フォードの格調高い西部劇以上に、イタリア製西部劇(マカロニ・ウェスタンと呼ばれていた)が好きでした。セルジオ・レオーネ/クリント・イーストウッドの三部作はもちろん、フランコ・ネロの「続・荒野の用心棒」と「真昼の用心棒」はダークでチープな作りにしびれました。ジュリアーノ・ジェンマものは興味がなかったな。今にして思えば、イーストウッドはヒネていて、ネロは暗い。ジェンマって、影がなくてつまらなかったんだな。

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