2008/03/08

「いのちの食べかた」(ニコラウス・ゲイハルター監督、2005年)

いのちの食べかた」は、生き物が食べ物になるプロセスを追ったドキュメンタリー映画です。

登場する食べ物は、野菜・果物から肉・卵・牛乳までさまざま。やはり、動物を肉にするプロセスのインパクトが強いですな。動物は、植物と違って明確に生命を停止させなければいけません。そして、生前のお姿を解体して肉に加工するまでもインパクト大。

そんな場面でも、スタイルは終始抑制的です。ナレーションはゼロ。作業する人びとの会話も効果音と同じ扱い。字幕も出てきません。

どの場面でも人びとが何らかの作業に携わっています。そして、休憩時間に食事を取る場面も必ず収められています。

とはいえ、この映画が紹介する食べ物づくりは牧歌的なものではありません。生産の主役は大型の機械です。農園も、飼育場も、食肉加工場も、いずれも生産規模の大きさに圧倒されます。食べ物作りは、大量生産によってスケールメリットを発揮できる設備型の産業である。そんなことを実感させられます。

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