
昨日、善光寺の参道で購入しました。「蜂の子」です。
両親とも元々長野県出身なので、わたしもまったく抵抗がありません。独特の風味があってすこぶる美味です。長野にはほかに「ザザムシ」という珍味があります。こいつは磯浜に群れているフナムシに似た風体で、口に運ぶにはさすがに抵抗があります。
長野県出身の松本仁一という人の「アフリカを食べる」という本の中にこんなくだりがありました。長野は食が貧しいので動物性タンパク質をとるために蜂の子やザザムシやイナゴを食べた、それは食文化だ、と。今では珍味あつかいの食物も、かつては切実に必要とされていたのです。
ところで、蜂の子の実物のクローズアップは掲載をひかえておきます。よーっくみると、お腹のあたりにシマシマ模様が見えるのですけど。