手もとに「Crazy Cats Deluxe」というCDがあります。クレージーキャッツのベスト版です。
選曲・構成・解説を手がけているのは大瀧詠一。「厚家羅漢」なるペンネームを使っています。
購入したのは1987年。じつに20年前ですね。
クレージーキャッツの面々は昭和ヒトケタ世代です。先日亡くなった植木等を含めて、7人のメンバーのうち、すでに4人が亡くなっています。詞やコントを提供していた青島幸男も先頃亡くなりました。この世代が徐々に鬼籍に入りつつあることを実感します。
「シャボン玉ホリデー」は幼稚園児として同時代に、「無責任」シリーズは大学生の時にオールナイト(死語)で観ました。時期は違うけど、ドリフターズの「全員集合」より、「シャボン玉ホリデー」の方がずっと楽しみだったな。もちろん、「ウルトラマン」シリーズは毎週心待ちにしていましたが。
クレージーキャッツの歌、映画、テレビショーのいずれにも、明日は必ずよくなるという時代の気分が刻み込まれています。すでに、歴史の文脈で語られる過去になってしまいました。
植木等の「等」という名前には、僧侶だった父親の願いが込められていたそうです。そして、「日本一の無責任男」で植木等が演じる主人公の名前は「平均(たいら・ひとし)」。青島幸男も冴えていたのですね。
合掌。
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