2006/10/17

菌種賞味

日曜日、奥只見からの帰路、小出の「道の駅」に立ち寄りました。

そこで購入したのが、マイタケ、シメジ、ナメコ。地物です。いずれも美味でした。とくにマイタケは、数人分かと思うほどの量を一度にお腹に入れてしまいました。バターで炒めただけのシンプルな料理で、風味を堪能。

菌種ではありませんが、一緒に購入した小振りのナスも、身が詰まっていて濃厚な味わいでした。新潟では、これから食用菊(柿ノ本)が食べ頃になります。新潟で二回目の秋の楽しみです。

2006/10/15

奥只見の紅葉

奥只見湖に行ってきました。すでに紅葉が見頃になりつつあります。

途中、栃尾又温泉の自在館という旅館に寄りました。残念ながら立ち寄り湯はお休み。このあたりはまだ紅葉にはほど遠い様子でしたが、そこからうねうねとした細い山道(国道352号線)を進むにつれて木々が色づいていきます。

ちなみにこの道路、景色は絶品、スリルは満点。対向車が来るたびにすれ違いで冷や冷やし、路肩の崩れたところを通るたびに崩れ落ちるのではとはらはらしました。

奥只見湖の手前の銀山平温泉で蕎麦定食をいただき、温泉センター「白銀の湯」で休憩。紅葉の山々を堪能できる露天風呂です。このあたりの旅館は、11月下旬から4月上旬まで雪に閉ざされてお休みだそうです。

奥只見湖は見事な風景でした。対照的に、みやげ物屋と食堂が卑俗でいい感じを出していました。

帰路は山道を避けて、シルバーラインを利用。延長22キロのうち18キロがトンネル区間です。この道路は奥只見ダムを建設するために設けられました。山道と違って対面通行なので安心です。ところが、トンネルはまっすぐで、照明も暗く、とてもとても単調。途中、何度も猛烈な睡魔に襲われました。なんでも、この道路を造るために44人が殉職しているとか。「お招き」されてしまったのでしょうかね。

今年に入ってから温泉や入浴施設にいろいろ行っています。一覧はこちら

2006/10/14

新米賞味


新米が出回り始めました。前の米が残っているのに、スーパーで見かけてついつい購入。せっかくなので、奮発して「魚沼産コシヒカリ」です。

さっそく、家人に炊いてもらいました。もちもちとした食感、ほのかな甘味。まさに評判通りの味わいです。オカズは漬け物だけで十分。ご飯のおいしさだけで、お代わりが度重なってしまいます。

そういえば、中高年を中心としてご飯に情熱を傾ける人が増えているそうです。素材の米もさることながら、炊き方で味が劇的に変わるとか。ご飯を炊くための専用の土鍋や、家庭用精米機が売れているだけでなく、家電メーカーからは10万円近い炊飯器が登場しています。そんな道具を購入してしまう人の気持ちが少しだけ理解できました。

2006/10/09

中越めぐり

三連休の後半、日曜日と月曜日は中越地方を回ってきました。

まずは、十日町の蕎麦屋「由屋(よしや)」。

新潟の蕎麦は布海苔をつなぎに使い、細くてプリプリした触感が特徴です。十日町の「小嶋屋」と小千谷の「綿屋」には行ったことがあります。「由屋」は濃いダシのタレが美味。

そこから、山間を通って大沢山温泉の高七城で立ち寄り入浴。

夜は石打の「オーベルジュ・アンドラ・ド・モンターニュ」で一泊。お店のコンセプト通り、食い、飲み、眠りました。

月曜日は、長岡で「新潟の仏像展(新潟県近代美術館)」。十一面の千手観音と、十二支の動物を頭部に掲げる十二神将立像が目を引きました。

長岡から出雲崎に出て、寺泊の「太古の湯」。浴場からも休憩室からも日本海から佐渡島が臨めました。

さらに弥彦山スカイラインを登攀し、帰路、ちょうど夕陽が日本海に沈む瞬間に遭遇しました。

というわけで、なかなか盛りだくさんな休日を過ごしました。

2006/10/01

温泉と塩ラーメンとしょっぺ

いい湯らい」という温泉施設に行ってきました。

八木ヶ鼻という奇岩を一望できる露天風呂が売り物です。この近所には「大漢和辞典」を編纂した諸橋轍次の生家があり、幼い日の諸橋轍次はこの岩を見て遠い中国に思いを馳せたとか。

帰路、沿道の食堂に寄って塩ラーメンを食してきました。塩泉を材料にした塩タレがなかなか美味。そして、お店の佇まいがじつにひなびていていい感じです。この感じ、新潟では「しょっぺ」といって、それなりに確立されたジャンルのようです。しょっぺ店番付サイトを見ると、横綱・大関あたりの店には行ったことがあります。

そして、店内のきわめつけアイテムがこれ。
傘マークの東芝製です。"Aurex"ブランドができる以前、おそらく、40年近く前の製品でしょう。通電して動作するとは思えませんが、しょっぺ店内の調度品としては決まりすぎ。

2006/09/30

川べりの季節


信濃川の川べりです。9月から10月は川べりがとても快適な季節です。これが終わると寒い冬。

新潟島あたりの信濃川は、対象時代に大河津分水が完成するまでは川幅が倍以上あったそうです。広大な河川敷。一面の葦原。今では想像もつきません。

じつはこの写真を撮る直前まで、芝生で寝ころんでいました。舟が次々と来るのに気づいて、「絵になる!」と慌てて戻って撮ったのがこの1枚。ちょっと「振り遅れ」気味ですね。

2006/09/18

山古志の闘牛(牛の角突き)


山古志の闘牛です。震災の被害を受けた闘牛場で2年ぶりに開催されました。震災復興の象徴的なイベントです。でも、まだまだ道路は片側通行の区間が多いですし、山肌には土砂崩れの痕が生々しく残っています。山古志に戻ってこない人もたくさんいるそうです。一度壊れた暮らしは簡単には復旧できません。

出番を待つ牛に不思議なものを見つけました。歯をむき出しているように見える口元は、、ヨダレです。

2006/09/12

模様


蜂の子のアップです。ご飯の上です。一部からご依頼があったので掲載してみました。真ん中下の一匹にシマシマ模様が見えますか?

2006/09/11

片貝の花火


片貝町の花火に行って参りました。四百年間続いている神社の奉納花火だそうです。なかなか大規模で、世界一の大きさという四尺玉を打ち上げます。

昨夜はあいにくの小雨模様。雨の中で花火を見るのは初めての経験でした。

ここの花火は企業や団体だけでなく町内会や個人もスポンサーになっています。「初孫誕生祝い」や「結婚祝い」というベタなアナウンスが微笑を誘います。「おばあちゃん、今年はおじいちゃんと一緒に天国から見られるね」なんて、ほろっとするのもありました。

浜茶屋閉店


一昨日の角田浜です。浜茶屋がみんな店を閉じていました。次に開けるのは来年の7月末。一年のうち一ヶ月だけのビジネスです。

2006/09/03

弥彦山に登る


弥彦山スカイラインを自転車で登ってきました。標高差5百数十メートル。ヒルクライムに慣れていないので、登り始めからばてばてでした。途中、コルナゴに乗ったオヤジに倍くらいのスピードで軽く追い抜かれる始末。

それでも、頂上に着いたときは爽快でした。空気が澄んでいて、佐渡ヶ島もくっきり。

2006/08/29

長野のお土産


昨日、善光寺の参道で購入しました。「蜂の子」です。

両親とも元々長野県出身なので、わたしもまったく抵抗がありません。独特の風味があってすこぶる美味です。長野にはほかに「ザザムシ」という珍味があります。こいつは磯浜に群れているフナムシに似た風体で、口に運ぶにはさすがに抵抗があります。

長野県出身の松本仁一という人の「アフリカを食べる」という本の中にこんなくだりがありました。長野は食が貧しいので動物性タンパク質をとるために蜂の子やザザムシやイナゴを食べた、それは食文化だ、と。今では珍味あつかいの食物も、かつては切実に必要とされていたのです。

ところで、蜂の子の実物のクローズアップは掲載をひかえておきます。よーっくみると、お腹のあたりにシマシマ模様が見えるのですけど。

2006/08/28

長野に出張

今日は長野に出張してきました。新潟市から長野市までクルマで3時間近くかかります。高速道路の道のりはだいたい200キロで、そのうち8割が新潟県内の移動です。県境を越えてから長野ICまでは40キロしか離れていません。

用事が終わった後、善光寺にお参りしてきました。大きなお寺です。長野が門前町として発達したことがよく分かりました。



写真は帰路、柏崎あたりのサービスエリアからの眺めです。今日は風がなく、海面が鏡のように穏やかでした。

新潟には「電気と食べ物は他所に売るほどある」と言われます。これを実感する風景を見ました。

まず、柏崎市・刈羽村のあたりです。大小さまざまな鉄塔に支えられた送電線が放射状に伸びています。ここには、東京電力の原子力発電所があります。

そして、長岡市から新潟市の平野部です。見わたすかぎり広がる田んぼは、収穫の時期が近づき、頭を垂れた稲穂が夕日で黄金色に映えています。豊かな実りを実感する風景でした。

2006/08/25

彼方の花火

家人が入院している病院の屋上から、遠くの花火が見えました。松浜の花火のようです。間近で見る迫力はありませんが、夜景の一部に溶け込んでいて、これはこれで味わいがありました。

そういえば、飛行機から花火を見たような記憶があります。花火は球状に広がるので、上空から見ても地上と同じ姿に見えます。もしかすると、この事実を知ったときに自分で捏造した記憶かもしれません。

むかし、電車に乗っているとき、とつぜん目の前で花火が打ち上げられたことがあります。これは確かな記憶です。立川から川崎に向かう南武線の車中でした。向ヶ丘遊園のあたりだったでしょうか。

ちなみに、家人は明日退院します。まだ口の中を金具で固定したままです。あと2週間くらいしたらこの金具も外すので、片貝の花火には出かけることにしました。

2006/08/23

夏休み最終日

先週の木曜日から今日まで夏休みを取っていました。もちろん、とくだんのイベントはなく、毎日病院に通っていました。

面会時間は午後からなので、午前中は空いています。けれど、最初の三日間は慣れない家事に追われるばかり。残りの四日間は、毎朝6時半ごろ家を出て20キロ離れた角田浜まで自転車で行きました。

弥彦神社で有名な弥彦山の隣に角田山があります。角田浜はその麓にある浜辺です。

角田浜までの道筋は、海岸や、砂丘上の畑が続きます。のんびりした風景です。畑のスプリンクラーが道路にまで水を撒いていて、そこを通過するとき浴びる水が爽快でした。

角田浜には、もう秋の気配が漂っていました。朝早いせいもあるのでしょうが、海水浴客の姿はまったく見えません。浜茶屋のおじさんが、ヒマそうにカモメにパンを投げていました。

聞くと、十軒ほどの浜茶屋は、みな近所の人たちが開いているとのこと。浜茶屋は梅雨明けから八月末までの一ヶ月間だけ開けていて、一年の残りの期間は他の仕事をしているそうです。

今朝は、角田浜から自宅に戻るまで途中にある海水浴場を二つ見てきました。いずれも、浜茶屋が二、三軒のこぢんまりしたところです。角田浜よりも「夏の終わり感」がいっそう濃厚に漂っていました。

さて、明日から仕事です。夏は終わりつつあるとはいえ、まだまだ暑さが続きそうです。

ちなみに、家人は口内を固定したまま、今週の土曜日には退院できる見込みです。

2006/08/20

自転車用GPS


GPSサイクルコンピュータ
を購入しました。ナビゲーション機能はありません。自分が走行したルートを記録します。これが意外に面白くてハマります。GIS(Geospatial Information System)は仕事でしか縁がないと思っていました。GoogleやYAHOO!やマイクロソフトは地図情報サービスに力を入れています。仕事でもプライベートでも、この分野の動向から目が離せません。

きよしの力

家人が入っている病室は6人部屋です。口腔外科と脳外科の病室ですが、家人以外はみな脳外科です。そして、みな、家人より二回り以上年上です。お見舞いに来てくれたある人が曰く「カタカナの名前の人が多いね」。

なかでも最年長の人は今年87歳。さすがに、受け答えがはっきりしないことがあります。

今日も、看護師さんや付き添いの人が何を聞いても反応しません。ところが、、

「おばあちゃん、テレビ見て」
「...」
「ほら、きよしが出ているよ」
「う、うー」
「おばあちゃん、きよし、好きなんだ」
「う、うー」

恐るべし、氷川きよし。

2006/08/19

猛暑の新潟

8月に入ってからお天気が続いています。気温は連日35度前後まで上がっています。フェーン現象(小学校のとき習いましたね)が発生した一昨日は、じつに38度を記録しました。

こう暑いと、昼間、外出する気力が湧いてきません。とはいえ、毎日、病院に通っております。家人の顎の骨を固定する手術も無事終わりました。やはり、3週間は入院する必要があるようです。

今年の夏休みは病院通いの日々となりました。

2006/08/17

不測の事態

じつは、家人がケガで入院してしまいました。

先日、新しい自転車を購入したばかりのできごとでした。下顎の骨折を治療するための入院期間は2週間から3週間。口が開かないことを除けばあとはすこぶる元気なので、入院しても時間を持てあましている様子です。

ただ、新潟の夏のイベントは軒並みキャンセルを余儀なくされました。

夏の新潟

ぐずぐずと続いた梅雨が明けたら、かぁっと暑くなりました。家から歩いて10分ほどのところにある海水浴場も賑わっています。といっても、由比ヶ浜や江ノ島に比べたらぐっと人口密度は低いですが。

そんなわけで、イベントにいくつか参加してきました。

大地の芸術祭

十日町市・津南町のあちこちにモダンアートが展示されています。こざかしいモダンアートの多くより(中には心を打つものもありますが)、自然や棚田の風景の方がずっと説得力があります。

木造三階建ての宿「凌雲閣」

大地の芸術祭の時に泊まった宿。お湯はしょっぱかった。

長岡の花火

玉の大きさも玉数も圧倒的です。

新潟の花火

街中なので小型の玉に限られますが、球数は見事です。

日本海夕日コンサート

演奏が始まっているのに、まだ海で泳いでいる人がいました。ゆるーい、いい感じのコンサートです。ちなみに、河村隆一は、海も夕日も似合わなかったなあ。ゴンチチとナベサダはぴったり。


このあと、佐渡のアースセレブレーション、片貝の花火に繰り出す予定でしたが、不測の事態が発生しました。

Garmin Edge800を新調

5年間の酷使で満身創痍のGarmin Edge305。ついに、Edge800の導入に至りました。 楽しい選択で迷ったのは他社のサイコンではなく、iPhone。Bluetooth接続の スピード/ケイデンス・センサー や、 心拍センサー を導入して、 Cyclemeter な...