ジャン=ポール・ベルモンドがチンピラ・ヤクザを軽快に演じる作品。ロベール・アンリコ+ジョアンナ・シムカスの三部作(「冒険者たち」、「若草が萌える頃」、「オー!」)で見逃していた一本でした。
「冒険者たち」と「若草が萌える頃」は高校生のときに観て、その叙情にころっとやられました。はい。でも、「冒険者たち」は四十歳近くになって見直したら、ディテールは凝っていても映画としての仕上がりの荒さが気になってがっかり。子供の頃気になっていた人と大人になって再会したときのような気分でしょうか。中学・高校とも男子校だったので、そんな経験はありませんが。
「オー!」にも映画的な感興は湧きませんでした。ロベール・アンリコの映画は「ラムの大通り」と「追想」も好きでした。もう見直さないでおきましょう。
などと、めずらしく感傷的な気分に。
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